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備忘録、採点表

ミステリー

米澤穂信と古典部 / 米澤穂信

⭐️⭐️⭐️ 米澤穂信の新刊。といっても「氷菓」実写化にあわせた角川書店のメディアミックス戦略の一環。小説はおまけで、古典部シリーズの舞台裏公開的ムック本。古典部メンバーの本棚はそれぞれの個性を反映させて面白いし、古典部ファンには垂涎、読み応えあ…

木漏れ日に泳ぐ魚 / 恩田陸

⭐️⭐️ 大風呂敷広げっぱなし、エンディング投げっぱなしジャーマンの恩田陸にしては珍しく、あっさりと破綻もなく語り終える物語。明日同居を解消する男女が夜を徹して語りあう二人の複雑な家庭事情と互いの思い、そしてそれにまつわるある変死事件。交互に綴…

アミダサマ / 沼田まほかる

⭐️⭐️⭐️⭐️ 今映画界はちょっとしたまほかるブームだが、沼田まほかるの長編小説は五作しかない。この作品はその中でも特異な、彼女の僧侶としての宗教観を前面に押し出した作品。悲痛な最終章とそれを救済するエピローグは、まほかる渾身の文章だ。

首折り男のための協奏曲 / 伊坂幸太郎

⭐️⭐️⭐️ 殺し屋首折り男と伊坂幸太郎ワールドの常連探偵黒澤の織りなす短編集。マリアビートルの首折り男七尾とは関係ないようで残念。

水鏡推理5 ニュークリアフュージョン / 松岡圭祐

⭐️⭐️ ラノベ・ミステリー職人松岡圭祐のシリーズ第五弾。驚きというかお笑いのサブタイトルのダブルミーニング。残念ながらこのシリーズ、もりあがりそうにない。

いまさら翼といわれても / 米澤穂信

⭐️⭐️⭐️⭐️ 米澤穂信待望の古典部シリーズ新刊 短編集だがファンには嬉しい一冊 最後の二編は少しビターだ