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続 ゆうけいの月夜のラプソディ 的な

2021-01-01から1年間の記事一覧

犬とハモニカ / 江國香織

☆☆☆ 先日ブックオフから「ポイント切れるぞ使わないのかこの野郎」という有難いメールをいただきました。そういえば新型コロナが流行り出してから全く行ってなかったな。。。 というわけで緊急事態宣言も明けたので既読本売りも兼ねて行ってまりました。で、…

偶然の聖地 / 宮内悠介

☆☆☆☆☆ またまたひっさしぶりのレビューになります。「宮内悠介を読もう」シリーズ、今回は2019年の「偶然の聖地」です。おや、まだ続いていたのか!という声が聞こえてきますね。うん、前回の「あとは野となれ大和撫子」が6月23日、その前の「カブールの園」…

あとは野となれ大和撫子 / 宮内悠介

☆☆☆ 久々の「宮内悠介を読もうシリーズ」です。調べてみたら前回の「カブールの園」のレビューからなんと9ヶ月経ってました。サボりすぎだな。 それはともかく、本人はライトなものも書こうとはしておられるんですが、全体にヘビーなものが多い。で、前回の…

薔薇のなかの蛇 / 恩田陸

⭐︎⭐︎⭐︎ 初期の恩田陸ファンにこよなく愛されてきた「理瀬シリーズ」の最新刊「薔薇の中の蛇」です。焼き粉の早速のレビューに書いてあるように待たせること 17年! 長すぎるわ!! ということで「三月は深き紅の淵を」(1997)、「麦の海に沈む果実」(200…

一度だけの大泉の話 / 萩尾望都

☆☆ ども、久々の萩洗会(萩尾望都洗脳委員会)です。。。 てな感じで竹洗会(竹宮惠子洗脳委員会)あかつきと二人して、できるだけ楽しい雰囲気で我が敬愛するモー様こと萩尾望都先生とあかつきの敬愛する竹宮惠子先生の作品をこのサイトで紹介してきたので…

クララとお日さま / カズオ・イシグロ、土屋政雄訳

☆☆☆ 先日レビューしたKlara and the Sunの邦訳です。訳者はいつもの通り土屋政雄氏。 第一印象:本が分厚い!、こんな長い話だったのか!! (終了頁はp433) Kindleで読んでいたので分かりませんでした。ストーリーは単純、場面転換もそれほど多くない。に…

Klara and the Sun / Kazuo Ishiguro

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ お久しぶりです。コロナコロナで読む気力も失せてしばらく読書から遠ざかっていました。それでもこれだけは読まなければと3月からぼちぼちと読み始め、GWでまとまった時間を費やすることができ、ようやく完読しました(リンクはハードカバーにして…