芸術新潮 2019年7月号 萩尾望都特集
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芸術新潮がモー様こと萩尾望都を大特集、しかも表紙絵は描きおろし新作、とあれば買わずにいられない、もう永久保存版。
画業50周年記念大特集とあるが、それだけでなく、
・「ポーの一族 ユニコーン編」が完結し、単行本第一巻がもうすぐ発売になる
・「ポーの一族展」がもうすぐ始まる
・大英博物館で開催中の「Mangaマンガ」展のため訪英、イベントに参加された
などの要因でこの時期に特集したのではと推測していたが、新潮社としては幻の戯曲「斎王夢語」の復刊「新装 斎王夢語」を7月末に刊行予定でその宣伝も兼ねていたようである。
まあいずれにせよ、原画によるアートグラフに始まり、アトリエ紹介、小野不由美さんの特別寄稿「神域」、内山博子女史により濃密インタビューと大変濃い内容で満足であった。
画業50周年記念大特集 萩尾望都 少女マンガの神が語る、作画のひみつ
第一章:アトリエ訪問
第二章:クロッキー帖はイメージの宝石箱
第三章:特別インタビュー「少女マンガ」の向こうへ・・・・・内山博子
第四章:軽やかに、しなやかに、進化し続けるひと
第五章:タイプ別キャラクター図鑑
第六章:いにしえの皇女に思いをはせて
現地レポート:モーさま、ロンドンをゆく
特別寄稿:「神域」小野不由美