2017-11-13 いつか記憶からこぼれおちるとしても / 江國香織 本 ⭐️⭐️⭐️ 都内の私立女子高生たちの日常に潜むちょっとした心の闇を描いた短編集。「指」「飴玉」のインパクトが強いが、「緑の猫」で親友が精神を病んで二度入院した後、コータロー(高村光太郎と智恵子から)というあだ名をつけられるのが残酷で胸を打つ。