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続 ゆうけいの月夜のラプソディ 的な

アミダサマ / 沼田まほかる

⭐️⭐️⭐️⭐️

    今映画界はちょっとしたまほかるブームだが、沼田まほかるの長編小説は五作しかない。この作品はその中でも特異な、彼女の僧侶としての宗教観を前面に押し出した作品。悲痛な最終章とそれを救済するエピローグは、まほかる渾身の文章だ。