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続 ゆうけいの月夜のラプソディ 的な

からくりからくさ / 梨木香歩

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 「りかさん」の続編にして、梨木香歩文学の一つの到達点ともいえる壮大な作品。蓉子の祖母が他界し、りかさんも喪に服する。蓉子は祖母の家で友人女性三人と暮らすことになる。その家の結界、四人の女性それぞれの結界と繋がり、そして植物、動物の営み、染色、機織等々、これは完全に女性の結界の物語である。最後に紅蓮の炎の中に凄まじい「竜女」が完成する。りかさんはお浄土送りを終えて蛹から孵化して旅立つのだろう。