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続 ゆうけいの月夜のラプソディ 的な

児童文学

クララとお日さま / カズオ・イシグロ、土屋政雄訳

☆☆☆ 先日レビューしたKlara and the Sunの邦訳です。訳者はいつもの通り土屋政雄氏。 第一印象:本が分厚い!、こんな長い話だったのか!! (終了頁はp433) Kindleで読んでいたので分かりませんでした。ストーリーは単純、場面転換もそれほど多くない。に…

Klara and the Sun / Kazuo Ishiguro

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ お久しぶりです。コロナコロナで読む気力も失せてしばらく読書から遠ざかっていました。それでもこれだけは読まなければと3月からぼちぼちと読み始め、GWでまとまった時間を費やすることができ、ようやく完読しました(リンクはハードカバーにして…

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 / 万城目学

⭐︎⭐︎⭐︎ 万城目学のもう一つの未読作品。前回の「悟浄出立」とは違ってユーモアを交えたほのぼのしみじみ系で、どちらかと言えばジュブナイル系である。 こういうものも書けるのだなあと感心する一方で、わざわざマキメーでこういうものを読まなくても、とい…

キッドナップ・ツアー / 角田光代

⭐️⭐️⭐️ 角田光代流ジュブナイル、ユウカイされた娘とユウカイした父のひと夏の物語。 キッドナップ・ツアー 角田光代 新潮社 420円 Amazonで購入書評

ブランコのむこうで / 星新一

⭐️⭐️⭐️ 星新一さんらしい、やさしい目線と端正な文章で描かれるジュブナイル・ファンタジー ブランコのむこうで 星新一 新潮社 420円 Amazonで購入書評

13ヵ月と13週と13日と満月の夜 / アレックス・シアラー、金原瑞人訳

⭐️⭐️⭐️⭐️ 児童文学作家アレックス・シアラーの原作を、児童文学翻訳に新風を吹き込んだ金原瑞人氏が訳した児童文学の傑作。少女と魔女の対決ファンタジーで「老いる」ということの辛さを子供に伝えようとした物語。金原瑞人氏のスピード感あふれる訳も素敵、…