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備忘録、採点表

エッセイ

ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ / イリーナ・メジューエワ

⭐︎⭐︎⭐︎ ロシア出身で現在は日本在住の名ピアニスト、メジューエワさんのピアノ曲解説本。ピアニストの視点からの解説はさすがに鋭い。 とは言え、彼女は日本語で文章は書けないので、編集者と家人の力を借り、語りのセッションを9回繰り返して完成させたそう…

空海 / 高村薫

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 孤高の天才空海の構築した余人の理解を容易に許さない哲学体系を語るとともに、日本という国が弘法大師信仰という霊験あらたかな民間宗教に変質させていった過程を丁寧に追った、高村薫の思索の旅。 空海 高村薫 新潮社 1944円 Amazonで購入書評

思い出を切りぬくとき / 萩尾望都

⭐️⭐️⭐️ モー様こと萩尾望都先生のユーモラスなエッセイ集。望都様の名前の秘密が明かされる、というほどてもないが、面白い。締めるところは締めるのはさすが。 思い出を切りぬくとき 萩尾望都 河出書房新社 599円 Amazonで購入書評

春になったら苺を摘みに / 梨木香歩

⭐︎⭐︎⭐︎ 梨木香歩さんの下宿の女主人ウェスト夫人の思い出に心打たれるエッセイ集。まるで「西の魔女」の英国での生活を読むような心持がする。表紙の素敵な写真は星野道夫氏の手になるもの。

私だったらこう考える / 銀色夏生

⭐︎⭐︎⭐︎ 銀色夏生さんがどんな人か知りたくて読んでみた。常識をわきまえて生きている方でよかった。人に自分の意見や頼みを一方的に押し付ける人、鈍感で頭の悪い人は嫌い、というのは全く同感。言葉はそれだけ取り出して見ても無駄だ、というのもわかる。